数年前までは、神待ちはほとんどの方が知らない手法でした。
しかし、今ではネットをあまり使わない方でも知るものになっています。
その理由がテレビで報道されるようになったからです。
しかし、内情を知る人からするとかなり偏った報じられ方がされており、その内容は賛否両論となっています。
ニュースでは事件の詳細と結果しか伝えていない
ニュースで報道される神待ちは、ほとんどが「○○市の△△さんが女子高生をどうした、結果どうなった」という表面的なものしか伝えていません。
その理由は必要な情報だけを報道するためでしょう。
どのような経緯で女子高生が神待ちするに至ったのか、お互いどのような想いで出会ったのかなど、そのような過程は軽視されてきました。
しかし、そのような報道が続く結果、「容疑者の男がレイプしたんだ」「女子高生のほうも貞操観念のないとんでもない女だ」などという間違ったイメージが根付くことになりました。
NHKの朝の番組で「神待ち」について詳しく放送された
神待ちについて表面ばかりの報道が続いていましたが、最近になってようやく細かい手口や手法が報じられました。
それがNHKの「あさイチ」で組まれた特集です。
NHK-あさイチとは?
NHK総合テレビ 毎週(月)~(金)朝8時15分から9時54分まで生放送 暮らしに役立つ情報満載! NHK「あさイチ」の番組公式サイトです。
引用:NHKあさイチ
内容としては、出会い系サイトや出会いSNSを使って出会う方法、16歳の少女の体験談などがメインとなっています。
他にも、彼女たちに付け込んだ援デリや恐喝などの犯罪手口も説明されていました。
しかし、その内容もかなり偏ったもので、結果として賛否両論となりました。
その理由として、以下のようなものがあります。
- ネットの出会いそのものを悪としている
番組全体を通して、出会い系サイトやSNSを使って異性と出会うことが悪という風潮がありました。
実際にレイプや援デリ、詐欺などさまざまなトラブルのリスクがあるため、慎重に使わなければならないことは事実です。だからと言って、ネットの出会いそのものを否定することは言い過ぎでしょう。
出会い系サイトは法的に認められているものですし、それがきっかけで幸福な家庭を築けるようになった方もたくさんいます。
参考:犯罪者にならないためにも神待ちで絶対にしてはいけないこと - 神待ちしている女性全員を「貞操観念がない」としている
神待ちはそもそも、家出した少女が泊まるところを探している状態を指す言葉です。
家を出ている以上、精神的に相当追い込まれていることも少なくありません。
「生きるためなら」と思って身体を差し出してしまう人もたくさんいます。
それにも関わらず、一部の遊びで相手を探している人を持ち出して「全員に貞操観念がない」とすることは彼女たちに失礼です。
参考:家庭環境の悪い子の多くが最低でも一度は家出を経験する!? - インタビューに登場した女性が全員未成年
あさイチの番組によって「神待ち少女とセックスしたら逮捕される」という誤解が広がっています。
その理由はおそらく、インタビューした女性のほぼ全員が未成年だということでしょう。
確かに、18歳未満とセックスすることは青少年保護育成条例など各種法律に違反するため逮捕されます。
しかし、それ以上ならそのかぎりではありません。売春防止法など援助交際を禁止する法律はありますが、罰則規定がないため検挙に至らないことが現実です。
ミスリードを招く報道ですが、「事件を増やさないための、あえてのチョイスなのでは」という意見もあるようです。
テレビ放送は計り知れない影響力を持つ
散々「悪いものだ」と報道された神待ちですが、実はそれで出会い系サイトの利用者が減ったわけではありません。
それどころか、「セックスできる」と信じ込んだ男性がこぞって登録するようになりました。
とあるサービスの運営者は「テレビで放送されるたびにアクセス数が増える傾向にある」と話しています。
テレビで神待ちが報じられるようになってから、出会い系サイトの利用者がますます増えることになりました。
しかし、その内容は酷く偏ったものです。
情報に踊らされることなく、正しい知識と判断で使うようにしましょう。
下記では、神待ちで実際に利用されたことのある出会いアプリをご紹介します。